第一級陸上特殊無線技士

私のクラスでは、2月に行われる「一陸特」の試験対策が始まりました。

無線の資格体系は、「通信士」「技術士」「アマチュア無線技士」と3本の柱からなっています。

「通信士」「技術士」は、業務用の免許資格で、それぞれ「通信操作」「技術操作」しかできませんが、「アマチュア無線技士」は名前は、アマチュアなどと言う文字が付いてはいますが、「通信操作」「技術操作」の両方ができる、いわゆる実験無線局の意味合いが強い免許資格です。そのため、技術士の最高資格である、「第一級陸上無線技術士(一陸技)」の免許を持っていても、一番下の「第四級アマチュア無線技士」の操作しかできません。

「第一級陸上特殊無線技士」は技術士の上から3番目の資格で、位置付けとしては、かなり上の方に有りながら、比較的免許の取りやすい資格です。一応合格率は毎回20%位ですが、きちんと勉強すれば、かなり取りやすい資格です。

合格率が低いのは、余りにも受験者が勉強しなさすぎである、と言うことです。試験問題は、殆ど過去問です。「工事担任者」に比べたら勉強しなければならない分量は大分少ないです。

しかしながら、問題集を見て分かる通り、電波法ではその操作の範囲が30MHz以上の電波となっているのに、現在は、多重無線の通信は、すべてマイクロウェーブ帯に移っているので、「無線工学」の問題は、殆どマイクロウェーブに関する問題です。何も知らない人が急にこんな高い周波数の事を勉強し始めても、全くちんぷんかんぷんだと思います。この辺に合格率の低さが有ると思います。

「一陸特」をこれから目指そうと思っている人は、もっと低い周波数を扱った「第3級アマチュア無線技士」の問題集(1000円位)を購入して一通り、勉強してみて下さい。一通り見るだけなら1日、じっくり勉強しても、1週間もあれば十分無線通信とは何かという、基本的な事が理解できると思います。

勉強したついでに、免許も取ってしまうとなおさら良いです。
とにかく、「4アマ」でも「3アマ」でも免許を取って、自分で電波を発射してみることです。ペーパードライバーと実務経験のある人とでは、イメージできる世界が全く異なります。

「一陸特」は「一陸技」の登竜門でも有るので、今後の更なる技術力アップを目指して、是非アマチュア無線の勉強を先にやって見ては如何でしょうか。

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