テレビの話

先日、電車の中の壁広告でauの携帯電話の広告があった。
5機種位並んでいて、左の2機種の文字がレインボーカラーで彩られている。

何だろうと老眼の目をしょぼつかせながらよく見てみると、有機ELパネルを使用しているとのこと。

「ああ、ついにここまで来たか。」と思った。

今やテレビは、液晶と、プラズマが、しのぎを削っている。

私は、昔からELのファンだった。小学生の頃からELという技術は有った。そして未来の光源と当時は騒がれていた。私も、いずれ、電球なる物が無くなって、壁や天井自体が光を放つ部屋を想像して、SFさながらの興奮を覚えたのが、つい先日の様に蘇った。

しかしながら、当時の技術では、明るさと寿命が、十分に出せず、結局、液晶パネルや、プラズマパネルに取って代わられ、いつしかELの話題も、世の中から消滅してしまった。

山形大学で有機物を使用した有機ELが、白色を出すのに光の3原色を発光させようとして突然白色を発光させてしまってからは、有機ELは急速な進歩を遂げ、有機ELパネルを使ったテレビが開発されるのも時間の問題であると今年の初めに生徒に話していた。

そして先日ソニーが有機ELパネルのテレビを開発、発売した。

液晶パネルは、その構造上自分で発光することがない。そのためにバックライトと呼ばれる蛍光灯が必要な訳だが、こいつがまた電力を食う。おまけに画面全体の輝度を均一化するために、シャドウマスクなる物で、輝度を調整しているために、蛍光灯の発光する光をすべて使えない。携帯電話のバッテリーがすぐ無くなるのは、この辺にも原因がある。

つまり何が言いたいかと言うと、現在テレビのアナログ放送が地デジ(地上デジタル)に2011年にすべて切り替わる訳だが、後4年もある。その間に、液晶テレビという物は、有機ELパネルを使ったテレビに徐々に変わって行くと言うことである。

それに、日本中のテレビが地デジ対応にならざるを得ないわけだから、現在よりもっと大量に地デジ対応テレビが必要になる。

そうなれば経済原則で、テレビの値段は今より激しく安くなると言うことである。

今ブラウン管のテレビを使用している人も、さして緊急性のある故障をしていないので有れば、何もあおられて、値段の高いフラットテレビに買い換える必要はないと言うことである。あと4年以内に、有機ELパネルを使用した、薄くて、軽くて、低消費電力のテレビが安く手に入るようになるのである。

有機物を使用した半導体等については、私が大学で留年中、ある期間、当時東京都狛江市に有った、「電力中央研究所」で勉強兼アルバイトをしていたときに、有機半導体の可能性について、研究所のドクター達の前で一席ぶったことも有ったが、あのときに特許でも申請していれば、今頃は億万長者ではすまなかっただろうと、思い出すたびに、あのときも人生のターニングポイントだったのかな、と思う今日この頃である。



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